モバイル機器から利用できる日本語対応のロゴ作成アプリ集

ロゴ1

iPhoneやAndroid上からロゴを作りたい場合、IllustratorのようなPCで使える定番ソフトも使えないので、どうしたらよいか悩む人もいるでしょう。しかし、最近はモバイル機器に対応したロゴ作成アプリも多く登場しています。

ユニークな機能を備えたアプリも多く、ロゴ作成が楽しくなること請け合いです。そこで、モバイル機器で誰でも使える、日本語に対応したロゴ作成アプリを集めてみました。

意外なアプリも?macで使える6つのロゴ作成アプリ

オブジェクトを組み合わせてロゴを作れるInstaLogo

簡単な操作ながらも本格的なロゴ作成が可能なアプリが、「InstaLogo」です。正確には「InstaLogo Logo Maker & Creator」ですが、一般的には「InstaLogo」と呼ばれています。

有料アプリになり日本円で600円ですが、モバイルアプリの価格は頻繁に変わることも多いので気をつけておきましょう。このアプリは四角や円といった基本となるオブジェクトと、ファミリー、ビジネスといったカテゴリごとに分類されたオブジェクトを組み合わせてロゴを作ります。

もちろん文字を入れたり、フォントを変更したりもできますし、フリーハンドツールもあるため手書き文字を直接ロゴに入れることも可能です。さらに、手持ちの端末のカメラロールから写真を挿入することもできます。写真を使うことで既存のオブジェクトを使ったロゴよりも、よりオジリナル感を演出できるため、ロゴ作成アプリは人と同じものができやすい、と利用を躊躇している人にもおすすめです。

一方で欠点もあります。例えば、レイヤー機能がないので、オブジェクトをいくつも重ねて効果を出すようなロゴの作成は難しくなります。また、オブジェクトの色や大きさは簡単に変えられますが、変形ができない点も人によっては使いにくいと感じるかもしれません。

このように一部欠点はあるものの、有料アプリであることを考慮しても多機能であり、特にオブジェクトの多さは魅力的です。もちろん日本語に完全対応しているので、海外製アプリに苦手意識がある人も安心して使えます。

レイヤーをはじめ多機能が特徴のLogo Maker Design Editor

「Logo Maker Design Editor」はiOSデバイス向けの、基本無料で使えるロゴ作成アプリです。これも海外製のアプリですが、日本語対応をしているのでロゴ作成が初めての人でもすぐに操作に慣れます。

このアプリの売りの1つが、最初から用意された豊富なバックグラウンドです。ロゴの背景に何かイラストや写真を入れたい、という場合がありますよね。そういったときにも最初から用意されたテンプレートからバックグラウンドをタップして選ぶだけで簡単にロゴの背景に設定できます。

その上、テキストエディタやシェイプ、マスキングツールといった機能も多く搭載されているため、これも本格的なロゴ作成に向いています。また、もう1つのこのアプリの売りがレイヤー機能です。レイヤーは複数の図形やテキストなどを組み合わせるときに、その作業を容易にしてくれます。

さらに、レイヤーワイズ編集機能も備わっており、作りかけのロゴをそのまま保存しておけるのでいつでも途中から再開ができます。その他にも、ブラーといった各種エフェクトもあるので、ロゴをぼかすといった高度な表現も可能で、高機能なロゴ作成アプリが必要な人には特におすすめです。

ただし、基本無料ということで、広告がかなり多く入るので人によっては煩わしく感じる面があるかもしれません。

簡単操作でロゴが作れるLogo Maker -Logo Creator App

ロゴ10

「Logo Maker -Logo Creator App」は、iOSとAndroidの両方に対応しているマルチプラットフォームなロゴ作成アプリです。これも基本無料で使えますが、一部のデザインは課金をしないと使えない仕組みになっているので注意をしましょう。

このアプリの特に優れている点は操作性が良好なところです。すべての操作の切り替えはワンタップで可能なので、ストレスフリーで使えます。また、無料とはいえ、アプリ内の広告が少ない点も評価されています。さらに、背景も数は多くないですが高クオリティなものが用意されており、グラデーションを使ったり木目調なども選べたりします。

テキスト機能も充実しており、フォントの種類はもちろん、カラーやサイズの変更をしたり、文字を自由な角度に傾けたりといったことが可能です。もちろんカメラロールから写真を素材として読み込ませることもできるので、アイデア次第で様々なロゴが作れます。

デザインテンプレートの数こそ充実しているものの、課金が必要なものが多くを占めるのが残念な点ですが、操作がしやすく使いやすいので、手軽にちょっとしたロゴを作ってみたい人には特に向いています。

5,000以上のパーツが使えるロゴメーカーショップ

基本無料で使える「ロゴメーカーショップ」は、豊富なテンプレートとパーツが用意されたシンプル操作と高機能を両立したロゴ作成アプリです。ロゴテンプレートは1,000以上、デザインパーツは5,000以上が使えるため、自分のイメージを具現化する大きな手助けになります。

そのため、1からロゴを作るのは面倒だと、考えている人にも最適です。

また、アプリ終了時に自動で作成途中のロゴの保存を行う自動セーブ機能や、Undo機能もあるので試行錯誤をしながらロゴを作る人にも便利です。さらに、編集機能も、透明度や彩度などは当然変更できますし、オブジェクト機能を使って複数の図形を組み合わせることも簡単に実現できます。

テキストエディターも備わっているので、フォントの加工も自由です。欠点は、基本無料で使えるとはいえ機能の多くが課金をしないと使えない点です。他にも、無料で利用するときは作ったロゴを画像として保存する際に、解像度が落ちるのも残念な点です。

少々お金を払ってでも、操作性が良くて高機能なロゴ作成のアプリが欲しい人には特におすすめです。

写真からロゴ素材が簡単に作れるAdobe Capture CC

「Adobe Capture CC」は正確にはロゴ作成アプリではなく、ベクターコンバーターと呼ばれる、ベクター画像を作るためのツールです。このアプリを使えば、例えば撮影した写真をパターンやマテリアル、シェイプなどに変換できます。

このため、ロゴの素材を作る上で、このアプリは非常に重宝します。

利用は無料で、日本語にも完全対応しているので機能が多いとはいえ、誰でも安心して使えます。中でも、ロゴ作成アプリに入っている既存のロゴパターンを流用するのではなく、自分でゼロからロゴを作りたい人にとっては必携のアプリと言っても良いかもしれません。