意外なアプリも?macで使える6つのロゴ作成アプリ

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昔からデザイナーの人は、ロゴ作成のときにmacを使っている人が多いですよね。フォントが綺麗だとか、ショートカットキーを始めとした操作性の高さとか、彼らに選ばれる理由は様々ですが、中でもよく挙げられるのがmacには優れたアプリが多いという理由です。

そこでmacで使えるロゴ作成に向いているグラフィック編集系のアプリを見てみましょう。

ipadで使えるロゴ作成アプリ7選

パワフルなフリーデザインツールの定番Inkscape

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マルチプラットフォームで開発されているフリーのデザインツールが、「Inkscape」です。

ベクターイメージを扱えるアプリのため、ロゴ作成の定番ツールとして人気です。機能面でもパワフルで、ドローツールやテキストツールの充実ぶりはもちろん、ベジエやスピロ曲線なども描画できるので複雑な形状のロゴを作るツールとしても向いています。

また、対応形式ファイルの多さと互換性の高さも売りの1つです。「Photoshop」のようなアプリとも互換性があるため、商業デザインツールの代用としてもよく使われています。

プロのデザイナーにも使われているAdobe Photoshop

フォトレタッチやイラストレーション、画像加工などの幅広いニーズに応えるビットマップ編集アプリです。macでのロゴ作成でもよく使われており、元々「Macintosh Plus」用に開発されたこともあって、操作性も優れています。

Adobe社は印刷業界にノウハウを持っていたこともあり、特にカラーの扱いに優れているのも特徴の1つです。CMYKカラーモデルを標準採用しており、印刷品質にこだわりのある人の多くがPSDファイルでの納品を好みます。

また、標準画像フォーマットであるPSDは、デザイナー分野では業界標準のファイル形式として扱われていることもあり、ロゴは別のアプリで作るが、最終的な調整や加工は「Photoshop」を用いる、という人も多く見られます。

もちろんゼロからロゴを作成するツールとしても十分すぎる機能を備えています。ロゴのシンボルを作るときに役立つ、パスツールや各種図形ツール、シェイプ形成ツールも備わっています。テクスチャやパターンも豊富にあるので、シンボルや文字にそれらを適用すれば簡単にロゴに効果を付けられます。

無料で簡単に作りたいならこれ!Logo Pop Free

無料で使えて、かつ簡単操作でロゴを作れるアプリを探しているなら、「Logo Pop Free」もおすすめです。文字や図形の挿入と編集、そしてフリーハンドツールなどを使って絵を描けます。また、シンプルなアプリながらもレイヤー機能も有しているなど、機能面でもこだわりが見られます。

ベクターベースのデザインツールのため、どんなサイズのロゴを作成しても鮮明なデザインを維持できるのもプラス評価できる点です。グリッドやガイドにアイテムを吸着させるといった、有料アプリによく搭載されている便利な機能もあります。

デメリットは海外製のアプリため、日本語に対応していない点です。

直感的に操作がしやすいアプリですが、慣れない内はロゴ作成も時間が掛かるかもしれません。さらに、「Photoshop」のような高度な画像編集機能はないので、凝ったロゴを作ろうとすると物足りなさを感じる可能性もあります。

インストール不要!すぐに使えるPixlr

「Pixlr」は海外製のフォトエディターWebアプリです。ネット上から利用するWebアプリのため、インストール作業も必要なくすぐに使えます。フォトエディターなので画像を読み込んで切り抜いたり、加工をしたりといった機能がふんだんに備わっているのが特徴です。

一方で、図形やテキストを入れたりもできる上に、それらを縮めたり傾けたりと、ロゴ作成のときに欲しい機能も多数備わっています。さらに、エフェクトも多種用意されており、ポストカード風の画像に加工したりといったことも可能です。

ユニークな機能には、アスペクト比を調整できるツールがあり、最初からTwitter用やFacebook用のサイズも用意されています。Twitterの自分のページ用にロゴを作りたい、といった人には特に重宝するはずです。

また、レイヤー機能もあるため、高度な編集ができる点もロゴ作成ツールとしておすすめの理由です。利用は無料ですが、Webアプリ版は英語のUIしか用意されていないのが注意点です。このアプリは日本語に対応しているインストール版も存在します。

前述のように英語でなく日本語で操作したい場合はインストール版を、マルチデバイス環境で使用したい場合はWebアプリ版といった具合に使い分けると良いでしょう。

テキストの加工も自由自在!Art Text 2 Lite

「Art Text 2 Lite」は、ロゴやアイコン、バナーなどを作るための無料のグラフィック編集アプリです。このアプリの特徴は、強力なテキスト加工機能を備えている点です。内蔵のベクタグラフィックスを用いて、テキストを折り曲げたり、円周状に配置したり、あるいは特定の図形に巻き付けたりといったことが容易にできます。

変形や立体的な加工ができるシェーディングなどの機能を使ってロゴに独特な効果を付けることも可能です。また、このアプリには「Art Text 2」という有料アプリも販売されています。価格は3,400円で、複数のレイヤーサポートがあるのに加え、3D陰影によってロゴに様々な影を付けたりもできます。

無料版に比べてテンプレートも300種類以上に増えており、アイコンも600以上最初から用意されているなど、ライブラリが非常に充実しているのも良い点です。

なお、無料版でもロゴを作成するならば十分な機能が備わっているので、最初は無料版を使用して気に入ったら有料版に切り替えることを勧めます。

実は意外に使える?Preview.app

macユーザーならば「Preview.app」の説明は不要ですよね。いわゆるWindowsで言うところの「ペイント」にあたるアプリで、お世辞にも高機能とは言えません。これでロゴを作成するには確かに心細いですが、実はロゴ作成をする上でのメリットもいくつかあります。

「Preview.app」を使うメリットは、まずmacに標準でインストールされているため誰でもすぐに使える点です。必要なアプリを探してインストールする作業が必要ないのは、これだけでもユーザーにとって魅力的です。

そして、もう1つのメリットが、スケッチなどロゴ作成をする上で便利な機能もいくつかある点です。機能がシンプルなだけに慣れればロゴを早く作成できますし、手書きツールを使って手作り感のあるロゴを作る上でも意外に良いツールと言えるでしょう。

商業向けのロゴ作成などにはさすがにおすすめできませんが、ブログなどで使うちょっとしたロゴ作成にはそれなりのポテンシャルを発揮してくれるはずです。